記事内にPR広告が含まれる場合があります
不採算事業に参画して:6ヶ月で生産性を前年比3倍にした話
こんにちは。会社員ブロガーの”ぱぶろ“です。
赤字から抜け出せない不採算事業の立て直しに、責任者として参画。前年比の約3倍の事業生産性へと改善しました。
正直、シンドイ感はありました。この後も続くので、引き続き、無理せず頑張って、取り組んでいきます。
最終目標の達成には、まだまだ先はありますが、ひとまず好調の兆しが見えてきたので、振り返りをまとめておきます。
- 生産性を上げるための取り組み
- そのために詰め込んだ知識
- 目標を達成するための最も重要なこと
生産性を上げるための取り組み
目標設定と現在地の理解
まずは、目標が何か?を明確にします。当然、収益も含まれますが、具体的にはKGIとKPIになります。
- KGI(経営目標達成指標)
- KPI(重要業績評価指標)
KGIは売上や利益などの収益で、KPIは日々の活動から積み上げて、KGIへと紐づく途中の数値になります。
KGIとKPIという2つの視点から、目標を明確にします。そして、目標との乖離が今はどうなっているのか?の現在地を理解します。
現在地が不透明なまま、目標だけ設定して進めると、何が悪いのか?どこを改善すべきか?の判断がつきません。
KGIが定まっていない事業は見たことありませんが、KPIが設定されていない事業は、割とよく見かけます。仮に設定していても、記録をとらずに追っかけをしていなかったりします。
今回、立て直しを担当した事業は、KPIを設定して、記録をとり、追っかけもしていました。ですが、改善を進めることができていませんでした。
その理由は何か?記録した数値から実状を分析することが出来ていませんでした。分析力と改善企画力を持つ人がいなかったということです。
改善点の洗い出しと実行
KPIの分析から課題点を洗い出します。基本的には目標値に達成していない部分が対象にはなります。
改善点の洗い出しができたら、つぎに改善案を策定します。精度の高い改善案を出せるのは理想ですが、基本的には「やってみないと分からない」というのが前提にはあります。
もしかしたら、上手くいかないかもしれない。という意識を持ちながら、次の手も考えながら進めていくようにしましょう。
成果の出にくい人でやりがちなのが、1つやって安心して、次を考えていない、という傾向があります。
私も現状は上手くいっていますが、次の一手を貼らずに進めていた部分が多少あります。後々、課題として浮き彫りになってきます。
必要知識の詰め込み
事業改善に取り組むにあたり、書籍を読んで知識を詰め込みました。使った書籍は、以下のとおりです。
どちらも以前に読んだことはありましたが、あらためての学びなおしです。
最高の結果を出すKPIマネジメント
数字思考でビジネスを組み立て、成長を続ける会社といえば、いわずと知れた人材事業大手のリクルートグループ。そのリクルートで長く講師をしてきた、KPIマネジメントのプロによる著書です。
鬼速PDCA
金融系ベンチャーの中で注目されている株式会社ZUUという会社があります。創業者は会社員の頃からPDCAを徹底しており、そのノウハウを体系化したものが、こちらの鬼速PDCAです。
目標達成に必要なコト
テクニック的なことも必要ですが、目標達成に重要なことが他にもあります。以下のとおりです。
考え続ける姿勢
責任者は手を動かすよりも、頭を動かし、人を動かすことが求められます。自分だけやれば済む、作業者的な思考では成り立ちません。
上手くいっていることは?上手くいっていないことは?メンバは安心して働けているか?など、自分を取り組まく状況に目を向けて、常に問題点が無いかを考え、改善していくことが必要です。
諦めない気持ち
古いと思われるかもしれませんが、最後に必要となるのが、根性とか執念とか、諦めない気持ちを、持ち続けられるかになります。
スポーツ漫画の名言「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」は、正にそのとおりでしかなく、上手くいっていない、苦しい状況だとしても、諦めないことが重要になります。
TEDでも語られていますが、成功する人に共通するのは「諦めない気持ちで、やり切る力」です。参考にスピーチ動画を貼っておきます。
書籍で『GRIT やり抜く力』も出ています。私も読みました。興味があれば読んでみてください。
まとめ:不採算事業に関わるのは絶好の成長機会
とりあえず上手くいっている状況ですが、不採算事業に関わると、問題・課題が多すぎるので、心身ともに削られていきます。誰にも褒められることもなく、事業成果を出すために、ただ黙々と考え、行動を繰り返す。
正直、シンドイ時もありますが、厳しい状況に耐え、乗り越えることで、自身の成長へと繋がっていると実感します。特に事業づくりに対する甘さが、以前よりも抜けたのは、今後の仕事に良い影響になった思います。
以上です。