SES営業は将来性が高い:市場価値を高める方法と合わせて解説

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こんにちは”ぱぶろ“です。会社の仕事ではSES事業の管理も担当しています。

SES営業として10年ほどやってきました。今は管理職としてSES事業に携わっています。

この記事では、SES営業の初心者向けに「SES営業の将来性について知りたい。
長く安定して働ける仕事なの?」
という不安や疑問を解消します。

いきなり結論ですが、仕事自体は無くなる可能性は極めて低いので、これからチャレンジするとしても問題ありません。

その理由は以下のとおりです。

  • 今後もIT市場は成長していく
  • 業界構造として必要不可欠な役割

しかし、働く姿勢によっては、事情が変わってきます。

  • ただ何となくSES営業の仕事をしているだけの人材

SES営業の需要はあっても、油断をしていると、人材としては必要とされなくなります。

後ほど、具体的に掘り下げいきます。

なので、SES営業として生き抜いていくためには、市場価値を高めていくことが必要です。

経験と実績、スキルと知識、これらを積み上げていくのは、普段やりとりしている、ITエンジニアと同様になりますね。

何もなければ、提案できる案件はありません。具体的に解説していきます。

目次

SES営業に将来性はある

冒頭にお伝えしたとおり、SES営業は将来性のある仕事です。その理由は以下のとおりです。

  • 今後もIT市場は成長していく
  • 業界構造として必要不可欠な役割

こちらを掘り下げていきます。

今後もIT市場は成長していく

下記、IT市場における調査情報です。

2021年19兆2363億円(前年比5.0%増)
2022年20兆962億円(前年比4.5%増)
2023年21兆3716億円(前年比6.3%増)
※出典:IDC Japan

といった具体に、引き続き成長していく傾向です。

なので、当然ですが、ITエンジニアの需要が増え、あわせて、SES営業の仕事も増えることが想定されます。

SES営業は必要不可欠な役割

時として、不評を買うこともありますが、IT業界にはSES営業が必要不可欠です。その理由はの以下のとおりです。

  • 多くのプロジェクトでITエンジニアが不足している
  • 仕事を求めているITエンジニアが増えている

この両者を繋ぐのが、SES営業になります。お分かりのとおり、かなり重要な仕事になります。

将来性の無いSES営業の特徴

人によっては、将来性が無くなる場合もあります。その特徴は以下のとおりです。

  • 営業力が無い
  • 調達力が無い

具体的に解説していきます。

営業力が無い

当然ですが、営業力が無いと話になりません。以下の場合は、営業力の無い状態といえます。

  • 独自ルートでの案件依頼が無い

関係性の強い顧客企業や担当者があると、早い段階で、案件情報をもらうことができます。

なので、他のSES企業よりも、いち早く、エンジニア人材の確保や提案に、動くことができます。

当然、受注率も高くなります。

メールの一斉配信でくる案件依頼に対して、マッチングするだけなら、正直、誰でもできるので、SES営業としての価値は高くありません。

「足を使っての営業は古い」という意見もありますが、案件依頼を出すのは、あくまで人になります。

顧客のキーマンと信頼関係を構築することで、他社競合よりも営業的に優位に立つことは間違いなく、この数を、どれだけ増やせるかが、重要になります。

調達力が無い

調達力については、具体的には以下のとおりです。

  • ITエンジニアを自社で採用する
  • パートナー企業所属のITエンジニアを提案してもらう

案件依頼があっても、提案できるITエンジニアがいなければ、成果は出せません。

自社で採用するのか、パートナー企業から提案してもらうかは、状況に応じてになりますが、確実に受注するためには、ITエンジニア調達の仕組みを構築しておきましょう。

営業力と調達力について解説しましたが、どちらを優先するかと言えば、圧倒的に営業力になります。

まずは、より多く、より条件の良い、案件依頼をもらえるようにしましょう。

SES営業として市場価値を高める方法

市場価値は自分次第で、高くも低くもなります。営業力と調達力にくわえて、さらにITリテラシーも身につけていきましょう。

SES営業としての営業力と調達力をつける方法

シンプルに、大手・中堅企業との営業コネクションを高めることです。そのための方法は、以下になります。

  • レベルの高いITエンジニアや大規模案件を抱えているSES企業で働く

この1点のみです。

理由としては、優秀なITエンジニアがいると、優良案件の依頼が、必然的に多くなります。

案件の規模も大きくなり、ITエンジニアの調達も必要になり、採用やパートナー企業の開拓する量も多くなります。

難易度も上がり、SES営業としてもやり方も、高いレベルを求められるようになります。

しかし、その環境で実績を出せば、営業担当として、実績と信頼を得ることができます。

逆に、レベルの低いSES企業で働いていると、当然ですが、SES営業として求められるレベルも低くてなります。

しかし、求められるレベルは低くても、仕事としては大変です。

もし、今いる会社のレベルが低いと感じているなら、別の会社に移るべきでしょう。

ちなみに、レベルの低いSES企業の定義は、以下のとおり。

  • 大手・中堅からの直接案件がなく、中小SES企業からの案件のみ

つまり、会社としての営業力が無いSES企業になります。

ITリテラシーを身につける方法

SES営業の中には、ITリテラシーの無い人も、少なくありません。

マッチングするだけなら、それでも成り立ちます。

ですが、顧客担当者やITエンジニアと、より高いレベルで、案件に関する会話するには、営業担当にもITリテラシーが必要になってきます。

ITリテラシーを身につける方法は、いくつかありますが、おすすめは、下記、IT資格の取得です。

  • ITストラテジスト

「いきなり、ITストラテジストは、難しい」という場合は、入門者向けレベルから進めると良いでしょう。

  • ITパスポート
  • 基本情報処理技術者

その他だと「IT関連書籍」「IT系メディア」などから、学ぶこともしていきましょう。

まとめ

SES営業は、今後も需要があり、将来性という面でも明るい仕事です。

とは言うものの、必要とされるSES営業でいられるかは、その人次第になります。

そのためには、自分自身の市場価値を高めることが必要です。

今いる環境で「成長ができていない」と感じているなら、仕事のやり方を変えたり、勉強をしたりと、取り組み方に変化をつけていきましょう。

それでも、状況が変わらないようなら、よりレベルの高い会社へと移りましょう。

環境を強制的に変化させ、自分への成長へとつなげていきましょう。

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