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残酷すぎる成功法則:成功には強みと環境が必要不可欠

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こんにちは。会社員ブロガーの”ぱぶろ“です。

書籍『残酷すぎる成功法則』の読書レビューです。

人生において誰もが知りたいことの1つに「人が成功にいたるための本質的な理由とは?」があります。

ダメになる理由、上手くいく方法を豊富な事例を基に検証・解説し、世の中の「成功ルール」について知ることのできる1冊です。

著:エリック・バーカー, 著:橘玲, 翻訳:竹中てる実

エリートが成功するとは限らない

これまでは、一流の大学、大企業に入社するというエリート街道をいく流れは、成功の王道の1つです。

しかし、すべてが、この公式に当てはまるとは言えず、優等生が世界を変革するケースは、多くはないと言います。

主席たちの多くは仕事で順調に業績を重ねるが、彼らの圧倒的多数派、それぞれの職能分野を第一線で率いるほうではない。

書籍『残酷すぎる成功法則』

その理由には、優等生になるためには、評価基準を持つ学校や企業といった、すでに構築されたシステムが必要となるためです。

優等生たちは、先見の明をもってシステムを変革するというより、むしろシステム内におさまるタイプだ。

書籍『残酷すぎる成功法則』

偉大なリーダーになるには優等生ではなく、むしろエリートとは異なる尖った部分が必要であり、イギリスの著名な首相であるウィンストン・チャーチル氏も、その一人です。

ウィンストン・チャーチルはイギリスの首相になるはずがない男だった。(中略)たしかに切れ者ではあるが、その一方で偏執的で、何をしでかすかわからない危険人物というのがもっぱらだったからだ。

書籍『残酷すぎる成功法則』

偏屈でチキン・リトル(臆病者)なチャーチル氏は、その異端性によって、ナチスの脅威から国を守り、尊敬される指導者の一人となりました。

成功には強みと環境が必要

では、尖っている人だけが成功し、優等生は成功できないかというと、そうとは限らず、誰でもできる2つの成功ステップがあります。

1つめは、自分自身がルールにしたがって行動する優等生タイプなのか、システムから外れる尖ったタイプなのか、どちらに強みを持つかを知ります。

自分の強みがどこにあるかを理解するだけでも、成功と幸福の達成に向けて、一般の人を大きくリードするといえる。

書籍『残酷すぎる成功法則』

くわえて、自分の強みを見つける効果的な方法として「フィードバック分析」があります。

仕事を始めるとき、自分が期待する成果を書きとめておき、後日、実際の成果を書き込んで見比べる。これをくり返すうちに、自分が得意なこと、不得意なことが分かるようになる。

書籍『残酷すぎる成功法則』

2つめは、自分の強みを活かせる環境が必要で、自分の強みを高く評価をしてくれる、会社や組織を見つけることです。

あなたが、「ふるいにかけられた」医師だろうが、「ふるいにかけられない」破天荒なアーティストだろうが、どの”池”を選ぶかが極めて重要だ。

書籍『残酷すぎる成功法則』

誰しも強みや適正があり、それを活かせる環境を選べるかによって評価の良し悪しは違ってきます。

もし、今いる環境で「努力をしてるけど成果が出ない」という状態なら、それはあなたの能力が原因ではなく、その環境が自分の適正に合っていないのかもしれません。

成功には計画が必要

企業で経営計画や事業計画が必要なように、個人が成功という目標を達成するためにも計画は必要です。

人類史上最も巨大な帝国となったモンゴル帝国も、字も読めない名もない若者だったチンギス・ハンの手堅い計画のによってつくりあげたと言われます。

チンギス・ハンは、やみくもに問題に対処したわけではない。自分はどうしたいのかを考え、計画を練った。そうして自分の意思を世界に広めていった。

書籍『残酷すぎる成功法則』

成功という目標を達成する人と、達成できない人の違いは、何が目標かを決めて、それに行きつく計画を立てないことです。

「土日は家族と過ごせるようになる」「年収1,000万円を稼げるようになる」などの、明確な目標がなければ、どんな状態になったとしても成功を手にすることはできません。

そして計画の次には行動があり、そのための手順については5つあります。

  • 時間の使い方を追跡調査してみる
  • 上司と話す
  • 「To Doリスト」には落とし穴がある。すべてを予定表にすること
  • 自分がおかれた状況をコントロールする
  • 一日を首尾よく、予定した時間に終えよう
書籍『残酷すぎる成功法則』

人によっては、すでにできている項目もあるかもしれませんが、本当にできているか、あらためて振り返ってみると良いでしょう。

まとめ

成功者とは限られた偉人だけではなく、誰にでも手にすることができるもので、そのためには計画と行動が必要となります。

自分の強みは何なのか、自分が活躍できる環境はどこなのか、達成したい目標は何か、それに必要な行動は何なのかを、地道に取り組むことで、成功という目標達成ができます。

残酷すぎる成功法則(著者:エリック・バーカー|発行:2020年6月23日|ページ数:494ページ)

著:エリック・バーカー, 著:橘玲, 翻訳:竹中てる実