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SES営業にITパスポートは必要?メリットと勉強方法について解説
こんにちは”ぱぶろ“です。会社の仕事ではSES事業のマネジメントも担当しています。
この記事では、「ITパスポートは取得した方が良い?メリットや勉強方法は?」という疑問を解消します。
SES営業の仕事をやっていた時、ITパスポートは、早々に取得しました。1週間ぐらい勉強して、1発合格でした。
SES営業に資格は必要ありませんが、企業によっては「ITパスポートくらいは取って」と言われることがあります。
理由としては「IT業界で働く営業なら基礎的なITリテラシーは知っておくべき」というものです。
たしかに、もっともな理由ですし、私自身も仕事をしてい同じように思っているので、取得をしています。
「簡単な内容だから、誰でも楽勝で取れるよ」とはいいませんが、他のIT資格と比べて難易度は軽めなので、ちょうど良い資格といえます。
ITパスポートとは?
ITパスポートの位置づけは、下記のとおりです。
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ITパスポート試験 公式ホームページ
このように、ITパスポート(通称:iパス)は、SES営業にかぎらず、今の社会で働くビジネスマンなら、最低限は知っておくべき、ITの基礎知識を証明するための資格です。
IT業界で働くSES営業であれば、当たり前のように、取得しておくべきと言われるのが分かるかと思います。
ITパスポートの試験内容・出題範囲
試験内容と出題範囲の概要を見ておきましょう。(2023年1月30日時点)
ITパスポートの試験内容
項目 | 内容 |
---|---|
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ・ストラテジ系(経営全般) ・マネジメント系(IT管理) ・テクノロジ系(IT技術) |
合格基準 | ・総合評価:600点以上 ・分野別評価:300点以上 |
試験方式 | CBT方式 |
ITパスポートの出題範囲
分野毎の大分類と中分類とありますが、ここでは大分類を紹介しておきます。
分野 | 大分類 |
---|---|
ストラテジ系 | ・企業と法務 ・経営戦略 ・システム戦略 |
マネジメント系 | ・開発技術 ・プロジェクトマネジメント ・サービスマネジメント |
テクノロジ系 | ・基礎理論 ・コンピュータシステム ・技術要素 |
最新情報は、ITパスポートの公式ホームページで確認するようにしましょう。
SES営業の方が受験すると「テクノロジ系の点数が足りなかった」という理由で、何度も不合格になるケースもあります。
勉強する時は、テクノロジ系にも念入りに理解を深めていくのが良いです。
なぜITパスポートを取得すると良いのか?
SES営業がITパスポートを取得するメリットは、下記の3つです。
- 顧客との商談がスムーズになる
- 社員エンジニアとの会話が成立する
- パートナーへの依頼が正確にできる
まとめると、下記のとおりです。
仕事上の関係者とのコミュニケーションが円滑に進み、SES営業として成果を出しやすくなる
SES営業の仕事をしていると、IT用語や、エンジニアの仕事に関わる内容が頻繁にでてきます。
その時に、正確に理解しているのと、そうでないのでは、仕事の精度も変わってきます。
ITの基礎知識を身につけて、理解を深めていくことは必要不可欠であり、そのための登竜門として、ITパスポートが適しています。
モチベーションがUPする
ITパスポートを取得することで、ITの基礎知識が身につくというのは、1番のメリットですが、くわえて合格したことでの達成感や、そこからの仕事のヤル気にも影響します。
より良い仕事をして、成果を出そうと思うようになるので、実績とキャリアづくりにもつながっていきます。
年収UPにつながる
ITパスポートを取得しただけでは、大幅に年収UPするわけではありません。会社によっては資格手当がついて、多少の年収UPにはつながるかもしれませんが。
ですが、1つの成功体験をキッカケに、「もっとレベルの高い資格を取ろう!」「学んだ知識を仕事に活かそう!」といった、その後の自己成長や、仕事の成果などに、大きく影響することもあります。
そういった面からも、ITパスポートを取得することには、意味があります。
ITパスポート取得に向けた勉強方法
一般的ではありますが、勉強方法は以下のとおりです。
- 市販のテキストで独学で学ぶ
- オンライン講座を受講する
ITパスポートは独学でも取得はしやすいので、基本的には市販のテキストで勉強するだけで十分です。
しかし、なかには「テクノロジ系が苦手」という方もいるので、その場合は、重要なポイントを絞っている教えてくれる、オンライン講座を利用するのが良いです。
インプットとアウトプットを繰り返す
市販のテキストと問題集を購入し、繰り返しおこないます。基本的には、下記の流れになります。
- テキストでインプットをする
- 問題集でアウトプットをする
この流れを1巡して、問題集で間違えたところを、重点的に復習をおこないます。
おすすめのテキスト&問題集
おすすめはコチラです。
おすすめのオンライン講座
「市販のテキストを読むだけだと、理解ができない!」という人には、Udemyのなどのオンライン講座を利用してみましょう。
おすすめ講座:『ITパスポート最速合格コース ~効率的な学習で0から合格まで~』
ITパスポートの範囲を、動画と音声で、詳しく解説してくれるので、黙々とテキストを読むよりも、理解がしやすいです。
いくつかITパスポートの講座がありますが、評価の高い下記の講座などが、おすすめです。
ITパスポートの過去問を解く
こちらも市販の過去問を使って、ひたすら問題を解いていきます。同じように、間違えたところを、重点的に復習して、理解の不足を埋めていきます。
最低でも過去3年分はやっておきましょう。
おすすめのWeb過去問題集を紹介
市販の過去問題集も良いですが、無料で使えるWeb過去問題集だと『ITパスポート試験ドットコム・過去問道場』が、おすすめです。
ITパスポート以外のおすすめ資格は?
まずはITパスポートを取得してから、その次にチャレンジしていきましょう。ITパスポート以外で、SES営業におすすめの資格は、以下のとおりです。
- 営業士
- ITストラテジスト
おすすめの資格については、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
まとめ:ITパスポートは必ず取得しておくべき
ITパスポートを持っていなくても、SES営業の仕事はできますが、経験の浅い若手の人、IT知識が足りずに成果が出ずらい人は必須になります。
私の身近な人でも、ITパスポートを取らなくても、そこそこ成果を出していますが、やはり顧客やエンジニアとのコミュニケーションでは、理解の差がおきたりしています。
「この営業担当はITの知識が無いとなぁ」と思われると、舐められることもあり、仕事にも影響します。
逆に、ある程度の知識を持っていると、「この営業担当は話が分かる」と評価されるので、仕事もスムーズに進むようになります。
いろいろと良いことが多いので、チャレンジしていきましょう。