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99%の会社が知らない「超・デジタル採用術」:データドリブンの採用手法を学ぶ
こんにちは。会社員ブロガーの”ぱぶろ“です。
書籍『99%の会社が知らない「超・デジタル採用術」』の読書レビューです。
採用のデジタル化が進む現代において、応募者との接点を効果的に活用し、理想の人材を確保する方法を具体的に解説した一冊。
特に、デジタルツールを用いて応募者の行動や心理を「見える化」するアプローチが新鮮で、これまでの採用活動に限界を感じている企業にとって有益な内容となっています。
Amazon評価 | ★★★☆☆(3.8/5) |
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著者 | 近藤 悦康 |
ページ数(紙) | 264ページ |
目次 | はじめに:コロナ禍を経て 画一的採用手法は終焉を迎えた 第1章:なぜ「欲しい人材」を採用できないのか? 第2章:データで見る採用状況とオンライン化の波 第3章:採用の全プロセスをオンライン化したら? 第4章:内定辞退を限りなくゼロにするための メカニズム 第5章:欲しい人材を確実に採りきる 「超・デジタル採用術」 第6章:結果を出す人の失敗しない見極め方 第7章:選ばれ続ける企業になるための逆転思考法 第8章:未来の日本に訪れる 「世界標準の採用方法」 |
超・デジタル採用術のポイント
本書で注目すべき内容は、下記の3点。
データ活用で採用を最適化
応募者の行動データを収集し、求職者の興味や行動パターンを分析することで、採用活動を最適化する手法を提案。
具体的なツールや解析事例が示されており、実践しやすい構成になっている。
応募者目線の採用設計
単に求人票を出すだけでなく、SNSやWebサイトでの接点作り、オンライン面接の設計、フォローアップの手法まで、応募者の体験価値を高める方法が丁寧に解説。
中小企業でも活用できるノウハウ
大規模リソースがなくても、工夫次第で高い成果を出せると強調。中小企業向けの事例や、コストを抑えた運用方法が多く盛り込まれているのも特徴。
超・デジタル採用術を読んだ感想
本書の最大の魅力は、デジタル技術を活用した採用手法を具体的かつ実践的に学べる点。
「採用ブランディング」や「候補者体験」という観点が取り入れられており、従来の採用活動と比べて一歩先を行く提案が豊富。
特に、データ分析をベースにした戦略は、これまでの経験則などの感覚に頼りがちな採用活動を科学的に進めるきっかけとなる。
一方で、デジタルツールの利用に馴染みのない人にとっては、デジタル活用の導入部分で少しハードルを感じるかもしれない。
ツールの選定や運用方法についてのガイドがやや少なく感じる部分もありましたが、それでも採用手法の未来を見据えた視点を得られる価値は十分にあります。
まとめ
デジタル化が進む採用市場で、持続的な成果を上げたい企業の採用担当者にとって、必読書の一冊といえる。
特にデータドリブンな採用戦略を構築したい採用担当者に強くおすすめで、デジタルの力を採用活動に取り入れ、次の一歩を踏み出すための道筋が見える本と言えるでしょう。