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地域コングロマリット経営:特定も地域で複数の事業体を経営する
こんにちは。会社員ブロガーの”ぱぶろ“です。
書籍『地域コングロマリット経営』の読書レビューです。
本書は、何かのキャンペーンだったか、セミナー参加の特典でいただきました。
内容は、特定の地域で複数の事業体を経営する「地域密着型のコングロマリット経営」という経営手法について。
地域をリードする経営者、経営幹部やリーダ層、地域創生に関わる方などに、おすすめの本といえます。
Amazon評価 | 4.3(2024.11.08時点) |
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発売日 | 2023年8月31日 |
出版社 | 同文舘出版 |
著者 | 船井総研研究所 |
ページ数 | 264ページ(紙) |
目次 | 第1章:中小企業に押し寄せる波状攻撃 第2章:企業規模が勝負を決める 第3章:地域コングロマリット経営による中堅企業化 第4章:新規事業を第二本業化する 第5章:地域コングロマリット経営の戦略モデル 第6章:リーダーに求められる3つの判断 第7章:日本の未来を担う地域コングロマリット企業 |
地域コングロマリット経営は未来戦略
人口減少、物価上昇に円安、増税など、日本の経済状況は年々と厳しくなっており、個人だけではなく、企業としても大きな影響を受けています。
いつまでも良い状況が続くということはなく、斜陽産業や資源の少ない中で、ギリギリの経営をしている企業は、今後さらに淘汰されていくのは確実でしょう。
「今のままが続けば良い」と思うことは、「このまま緩やかに衰退していい」ということを意味する。
地域コングロマリット経営
自社が変化をしなくても、まわりの状況は刻々と変化をしていきます。企業が生き残るためには柔軟性を持ち、変化に適応できる未来を見すえた経営戦略が必要不可欠です。
地域コングロマリット経営の条件
地域コングロマリット経営は“特定の地域で複数の事業体の経営すること”であると、冒頭で説明しましたが、具体的な条件として以下を定義しています。
それぞれの事業があることで、他の事業にもプラスがもたらされる。事業間でシナジーが生まれる。それぞれの事業体を“会社として経営する”経営者の役割を担う人材が多数いて、強い組織になっている。
地域コングロマリット経営
事業を複数もつだけなら「多角化経営」という言葉もありますが、ただ数を増やすのと、事業間シナジーを生み出す、という点で「地域コングロマリット経営」とは違いがあります。
地域コングロマリット経営は地域を巻き込んで成長する
地域コングロマリット経営の重要な点は、正に“地域”という言葉に集約されていると考えます。経営者との会話に、その本質を感じることができます。
「地域が元気にならないと、自分たちも元気にならない。地域に貢献できるように事業化していきたい。地域を盛り上げていきたい」
地域コングロマリット経営
地域という土壌に根差し、地域として協力した企業経営をおこなうことで、企業と地域の両方の繁栄につながることが理想。
重要なのは、企業が儲かるだけではなく、企業が儲かることで、地域の人たちの笑顔をつくり出すということなのだと考えます。
まとめ
書籍『地域コングロマリット経営』の概要と、読んでみての気づきや学びについて紹介しました。
以下、ポイントを3つにまとめます。
- 地域コングロマリット経営は地域の未来を創り出す経営戦略
- 事業を増やすだけではなく、相乗効果を生み出すことが重要
- 企業と地域の両方が潤うことが目標
地域で活躍する経営者、経営幹部やリーダ層、地域創生に関わる人にとって、経営戦略の参考になるので、ぜひ読んでみて欲しいです。